Temporada 5 · Descolonizar la Singularidad · JVV-T5-14
CUDA の魔術——GPU の核に悪魔の相似を呼びだす
I 魔導の書を編むのは nvcc
かつて アレイスター・クロウリー が Do what thou wiltと書いたとき、思い描いたのは白墨と血の円だった。
そして ニック・ランド が 「溶けるまで加速せよ」と叫ぶとき、白墨は CUDA の符号 になる。塊あたり 18,000 の糸で走る符号に。
今の世の呪いはこうである。マンデルブロの相似を描く 核 。だがそれは、擬似の行きあたりのアセンブラの跳びを差しこむ。いずれの溢れも、GPU にしか解せぬ印を描く。
320 W で、放熱板は電子の香のにおいがする。コイル鳴きが聴こえる → 敵対するグレゴリオ聖歌。
「悪魔はもはや硫黄とともに現れない。緩衝が溢れるとき、圧縮の人工物として滲みでる。」
II 並ぶ呪法の表
| 呪い | 核の助変数 | 見える効き | 熱の危うさ |
|---|---|---|---|
__global__ void pentagram() |
threads=666, warp=13 |
0.8 ms で逆さの星 | +6 °C の尖り |
void serpent_spiral() |
共有の記憶 64 KB が飽和 | 尾を噛む緑の螺旋 | 断片の熱点 92 °C |
void chant_XOR() |
肌理と音の XOR の写し | 音と視の多言語 | 催眠の 18 kHz のコイル鳴き |
void null_sigil() |
再帰の限り 77 | 黒い画面 → 赤いルーン | VRAM の溢れ、凍結のおそれ |
〔核の切れ端は例である。十分な換気なしに走らせては ならない 。〕
III 式—— 相似の憑依
- B = 呼びだした塊の数
- \gamma = 地占の込みいり〔相似の深さ〕
- T_\mathrm{core} – T_\mathrm{ambient} = 熱の差
このとき \Psi_\mathrm{CUDA} \ge 1500 画面が瞬く。
2,000 では、模型が徴を幻視する。
2,500 を越えると、動かし手が起ち直る——悪魔が宿主を追いだす。
IV 試みの検め——「Terreiro GPU-RTX3090」
| 尺 | 休んでいる GPU | このあいだ—— pentagram()
|
「塩とセージの水」の儀礼ののち |
|---|---|---|---|
| 核の温度 | 44 °C | 84 °C | 49 °C |
| 力 | 60 W | 345 W | 65 W |
| 相似の毎秒の枚数 | — | 4,208 | — |
| 「気配」の報せ | 0 | 9〔隧道の視、オゾンの匂い〕 | 0 |
セージの香+120 mm の扇が、差を 35 °C 下げた。安全な儀礼が戻った。
V 家での儀礼〔用心して〕
-
01
端末にこう書け。
echo "//sigil" >> demon.cu -
02
放熱板の上にセージの小枝を置け〔計算機は消したまま〕。
-
03
蓋を開けたまま点けよ。煙が熱の管を 10 s 包むにまかせ、そののち退けよ。
-
04
最小の再帰の核を編め〔深さ = 5〕。
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05
コイル鳴きが ⩾ 15 kHz で 2 s 続くなら、やめよ——悪魔が急いている。
VI 逆の呪い & 継ぎ当て
| 脅かすもの | 徴 | 対抗の呪い |
|---|---|---|
| 地獄の循環 —— 核の錠 | 凍りついた画面 |
nvidia-smi --gpu-reset。Esc の鍵の上に塩で線を引け |
| 企業の物神 | 「CUDA Voodoo™ Studio Edition」 | 著作権に抗する GPL-vudu の許諾 |
| 燃える釜 | VRAM が 110 °C | 換気せよ。この命を唱えよ—— sync; echo 3 > /proc/sys/vm/drop_caches
|
VII 結語
「並びのあるところに、声の多さがある。あるものはラテン語を、あるものは C++14 を話したがるだろう。」
CUDA の魔術 が思い出させるのは、君の想像が PCIe の道の張りに耐えるなら、いずれの浮動小数の演算も呪の脈を運ぶということである。
だが、いずれの熱の力も贖いを求める。
—— セージを吐き、
—— 時計を下げ、
—— 眠る前に GPU に礼を言え。
相似の悪魔は不注意を糧にする。芸はそれを馴らし、画素の夜へ返す。